Nokia AshaシリーズはSymbian端末ではない -Ashaのおはなし-

2014/03/07 23:06
カテゴリー: Nokia

先日スペインのバルセロナで開催されたMWC14で、NokiaがNokia XシリーズとAsha 230、Nokia 220を発表しました。

現在Nokiaに注目する人の大半がLumiaのファンだと思うので、Lumiaの発表が一切なかった今回のMWCはスルーいた人が多いかもしれません。

しかし、Nokiaのデバイス事業は間もなく完全にMicrosoftの手に渡るため、Nokia XやAshaなどもMicrosoftが事業を継続していくでしょう。今後Microsoftがそれらの端末とWPをどのように両立していくのか、WPファンも少し注目してみてはいかがでしょうか。

さて今回はその中でもAshaシリーズについて。

MWC14で発表されたNokia Asha 230

MWC14で発表されたNokia Asha 230。Lumiaライクなデザイン。

AshaはNokiaのローエンド端末のシリーズです。

上位にはLumiaやXシリーズがあり、下位には今回発表されたNokia 220のような数字のみの型番のシリーズがあります。つまり、Ashaはスマートフォンとフィーチャーフォンのちょうど間に位置するシリーズです。

かつてはフィーチャーフォンに分類されていましたが、近年になって機能やUIが大幅に刷新され、最近ではスマートフォンとして扱われることが多いようです。

さて、当然日本でも発売されることがなく、そもそもGSMのみ対応の端末が多いためかよく誤解されるのですが、AshaはSymbian端末ではありません

最も新しいAshaに採用されているのはNokia Asha software platformというJavaベースの独自OS。
対してSymbianはSymbian社が開発したモバイルOSで、後にNokiaが買収。Series60(S60)というプラットフォームを載せて使用していました。こちらは808 PureViewを最後に開発が終了し、以降Symbian採用端末は発売されていません。サポートも終了しています。

このように、両OSは全くの別ものですが、AshaはSymbianベースだと思っている方は結構多いです。

誤解を受ける原因は、1つには以前Ashaに採用されていたプラットフォームが「Series 40(S40)」と言って、SymbianのS60とネーミングが似ていたことがあるでしょう。
「Symbian S40」という勘違い表記もよく見かけました。ちなみにS30やS90なども存在しましたが、どれも絶滅しています。

2つ目に、S40時代後半の端末デザインやUIが晩年のSymbianのそれにぱっと見で似ていたということ。
これは、当時台頭してきたタッチ端末の影響を受け、端末のイメージをSymbianに近づけたためです。

かつてのNokia Ashaシリーズ。Symbian端末に近いデザインを採用している。

かつてのNokia Ashaシリーズ。S40搭載のフィーチャーフォンながらも、Symbian端末に近いデザインを採用し、アイコンもSymbianと共通化されている。


晩年のSymbian端末。

晩年のSymbian端末。左からNokia 701、700、603。一番右のNokia 603は、端末デザインに見覚えがある方も多いはず。

2013年のAsha 500番台以降はS40ではなく、前述したNokia Asha software platformを採用し、UIも独自の路線に変更されました。
このあたりからAshaもエントリーレベルのスマートフォンとして扱われ、新興市場でも一定の支持を得ています。

Nokia Asha 500。 Fastline UI搭載

Nokia Asha 500。 デザインやOSを一新し、ほぼスマートフォンになった。Fastlane UI搭載

そして現在のAshaユーザー層をより本格的なスマートフォンに引き入れ、ひいてはWPまで誘導すべくNokiaがリリースしたのがNokia Xです。

次回はそんなNokia Xについて。

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